内川しんこう踊り(金沢市内川地区)                採譜:松嶋庄次

1 ハアー岳の城山(じょやま)に雪降りかけた(アチョイト)

  秋をしもうたか ちょいと下里は(秋をしもうたか下里は)

           (以下はやしことば同じ)

2 ハアー来いや来いやは ことばの品や まこと来いなら ちょいと呼びに来る

3 ハアー唄は声よりこなしが大事や 娘器量良し ちょいと気が大事

4 ハアーしんこ踊らば 板の間で踊れや 板の響きで ちょいと三味ゃいらぬ

5 ハアー今夜行くから寝床はどこじゃい 東枕にちょいと窓の下

 

◆1487年、一向一揆によって加賀の守護職富樫政親の高尾城と倉ヶ岳山頂の出城が陥落し、「百姓の持ちたる国」が誕生した。当時、蓮如の教えが民衆に根強く浸透し、その信者が一段と増した。村人たちは、仏教礼賛と五穀豊穣を信仰または神興して唄い踊ったという。その唄が「しんこう踊り」で金沢の寺地、長坂、内川一帯へと広まったという。内川地区では、倉ヶ岳のことを城山と呼び、昭和46年、小原町の山本久次氏(没)から教わり、伝承され、昭和62年、三味線譜を付けで軽快な唄に再編したのである。