戸室山唄(金沢市俵地区) 作詞曲:南部幸七
1 戸室男はナー 石切る男とナー
鶯谷にエーエー木霊するヨー(ホ・ホホ)
2 積乱雲が お山に掛けりゃ 山鳩鳴く 朴葉かげ
3 渡り鳥見りゃ 日と里恋しや 山を下ろかな紅葉路
4 戸室嵐が新保に舞うて 耐えて春待つ雪カラス
◆ 加賀百万石城下町を形成した時代から戸室の赤石が盛んに切り出された。うわ山(俵町の台地)の男たちは、春未だ浅いうちから岩場にこもり、みぞれ降る年の瀬まで山唄を唄いながら切り出したという。