尾小屋鉱山セット節(小松市) 作詞・曲:岸 泰二央
1 ハアー尾小屋よいとこ 一度はおいで
鉱山に黄金の 花が咲く(ア一寸掘ってもあの娘(こ)ためだと アチンカン チンカン)
(以下はやしことば略)
2 ハアー尾小屋選鉱場の 銅ふく音は 三里聞こえて 五里響く
3 ハアー娘やろうか 坑夫のかかに おてんこ頭に 青畳
4 ハアー娘やるなら 尾小屋にやらんせ 金は天から 地から湧く
5 ハアー向こう通るは 坑夫さんじゃないか 金がこぼれる たもとから
◆ 小松市から東方、山岳の尾小屋鉱山には、その昔、日本各地からの労働者も多かったため、日本各地の民謡が聞かれたと言う。このセット節は、石刃でなく、岩盤に穴をあけるときに使用する六角形のタガネ打つハンマーのこという。尾小屋独自のセット節である。平成5年に発表した。(小松市「ふる里の民謡」第2集小松郷土民謡会編より引用)