森本めでた(金沢市森本地区)
1 めでためだたの若松様よ
枝も栄えて葉も繁る
2 ここの館は めでたい館
鶴が御門に巣を架ける
3 さいた盃 中見て上がれ
中は鶴亀 五葉の松
4 飲めや大黒 唄えや恵比須
合いの酌とり 福の神
◆このめでたは、旧森本地区の十二ヶ村で結婚式や建前などの宴席のめでたいときに祝い唄として唄い継がれてきたようである。昭和40年ころ、これらの唄を世に出すため、初代森本地区民謡保存会長の高山久参氏により村々ごとに若干異なっていた唄を統一し、「森本めでた」としたのである。現在は、森本地区民謡保存会で尺八伴奏より唄い継がれ、踊り唄としては、1,2番の歌詞が主になっている。