加賀胴搗き唄(金沢市)

 

(アリャリャン コレワノセー サーナンデモセー ヨイショ ヨイショ)

1 今の館は(ヨーイヨイ) めでたい館(ヨーイヨーイ)

鶴が御紋にソーレハ 巣をかけたサッサ(ヤートコセーエエ ヨーイヤナー アリョリャン コレワノセー 
サーナンデモセー ヨイショ ヨイショ)

 (以下はやしことば省略)

2 主の心と()大乗寺山は() ほかに木(気)がないソーレハ松(待つ)ばかりサッサ

3 花は桜木()吉野の桜() 椿ゃ二度咲くソーレハ春と秋サッサ

 

◆戦後までは、金沢を中心に白山・野々市を含めて建物の新築の際、その土地の基礎をしっかり固めることが重要だった。この基礎固めは、親戚や多くの村人に手伝ってもらい、大勢で声をかけて搗き固めする風習があった。この作業を胴搗きといい、滑稽な文句に節を付け、力を合わせて地固めしたのである。