池城田の草取り唄(小松市)
1 ハアー腰が痛かろ ハアー田の草取りは
草がなければ ハアーかけ回し
2 ハアー四月五月は ハアー眠たいときよ
水の中でも ハアー寝しゃねる
3 ハアー今日の堅田の ハアー田の草取りは
指の痛さで ハアー根がとれぬ
4ハアー腰が痛かろ ハアーこの田の長さ
四月五月の ハアー日の長さ
◆小松では、その昔、四月上旬から五月中旬にかけ、田植えした後、田の中にはすぐ雑草が生えるので、一日中こしを曲げて田の草をとらなければならない。この仕事は、百姓なかせの一つであった。田の草を採るときそのつらさを唄に託したのです。また、池城とは、地名で小松から東南12キロの道程である。 昭和56年発表。(小松市「ふる里の民謡」第1集・小松郷土民謡会編引用)